育毛サプリメントの効果はバランスで決まる
育毛サプリメントの効果は、配合されている成分のバランスで決まります。
髪の悩みには、抜け毛や薄毛といった、髪を増やしたいといったものや、髪の傷み、ハリやコシがない、艶がないといった髪の状態に対するものの2通りがあります。
いずれにせよ、太くてハリやコシや艶がある、健康な髪が欲しいということです。
そして現状を改善するために、育毛剤や育毛サプリメントなどの製品を使っている人、使った経験のある人は大勢います。
また、毎年毎年新しい育毛製品も登場してきます。
そういった育毛製品を使ってみて、結果はどうだったでしょう?
もしかすると、なかなか満足のいく結果はでないのではないでしょうか。
なぜそう言えるのかというと、もし1つの画期的な育毛成分が見つかったとして、それで誰しも髪が生えたなら、もう薄毛や抜け毛で悩む人はいなくなっているはずです。
ところが新製品は毎年発売されてきますからね。
多くの育毛製品は、聞きなれない新しい育毛に効果的な成分を使っていることにスポットを当て、そこをセールスポイントにして販売プロモーションをします。
その製品の広告を見ると、「これならなんとか髪が生えてきそうだ」と思えてきますよね。
ところがなかなか思うような結果は得られないものです。
理由は、バランスが悪いからです。
強力な4番バッター1人だけでは、試合に勝てません。
優秀なピッチャーが1人いても、やはり試合には勝てません。
大切なのはチームのバランスだからです。
育毛製品についても、同じことが言えます。
体はたった一つのスペシャルな成分で元気になったりはしないからです。
大切なのはバランスです。
それでは体の中から効果的に育毛を促すために、育毛サプリメントはバランスが大切だということを説明していきます。
髪の栄養は後回しになる
体は生存する事に対して、優先順位をつけて、その順位の高いものから、取り込んだ栄養をまわしていきます。
脳や心臓、肺や肝臓などといった臓器を作ることと、それらの臓器を働かせるために優先的に栄養がまわされ、髪は最後の方になります。
ですから、体に栄養が不足すると、真っ先に髪は健康を失います。
なんとも不公平を感じますが、髪を健康な状態に保つ、または健康な髪を育毛するためには、体の健康を保ち、栄養素を必要なだけ十分に補給することが大切です。
髪に必要な栄養素
髪に必要な栄養素は、アミノ酸です。
髪がどんな成分でできているのかというと、99%は「ケラチン」というタンパク質の一種です。
ケラチン以外には、メラニン色素や微量の鉄や銅といった金属(微量ミネラル)が含まれます。
ケラチンは、18種類のアミノ酸が結合して出来たもので、この中のどれが足りなくても、ケラチンは作れません。
ケラチンを構成するアミノ酸
グルタミン、ロイシン、アルギニン酸、セリン、アスパラギン酸、スレオニン、メチオニン、トリプトファン、プロシン、グリシン、チロシン、バリン、アラニン、フェニルアラニン、リジン、ヒスチジン、ヒドロキシプリン、シスチン
また、爪や皮膚の角質を作る成分でもありますし、ケラチンを作るアミノ酸の中のシスチンというものは、目の角膜を作る成分でもあります。
実は髪を作るアミノ酸は、体のいろいろなところで必要とされている、競争率の高いものなのです。
アミノ酸とは、タンパク質を構成している部品のようなものです。
タンパク質を分解していくと、タンパク質⇒ペプチド⇒アミノ酸という順で小さくなっていきます。
そしてアミノ酸には、体の中で作り出すことのできる「非必須アミノ酸」と、食品から摂り入れなければならない「必須アミノ酸」があります。
髪の構成成分の中の必須アミノ酸は、ロイシン、トリプトファン、メチオニン、バリン、フェニルアラニン、リジン、ヒスチジンの全部で7種類ですが、これは必須アミノ酸(全部で9種類)のうちの、ほとんどにあたります。
(ヒスチジンは長らく乳幼児のみとされてきたが、現在は成人にも必須とされている)
健康な髪を育毛するには、アミノ酸を必要量とる必要があるというのは、こういう理由があるということです。
「それなら育毛のためには、タンパク質を多く含む食事をすればいいのか」
というと、実はそう単純なものではありません。
タンパク質は、消化するために時間もエネルギーも一番必要なものです。
(平均して、炭水化物・野菜は3時間、タンパク質は4時間かかります)
肉や魚、大豆など、動植物性のタンパク質を食べたからといって、全部が分解され消化されるわけではありません。
それに日常生活で摂る食事は、バランスが取れていることが理想ですが、毎食は、なかなか難しいでしょう。
効率よくアミノ酸を取り入れるためには、コラーゲンペプチドなどの入ったサプリメントを、バランスの取れた食事にプラスして摂るのがいいでしょう。
コラーゲンペプチドは、コラーゲンを酵素で分解し、低分子化したものです。
食品として摂取した場合、体内でアミノ酸に分解しやすいため、吸収性がいいと言われています。
ただ、アミノ酸は髪を構成する成分ではありますが、これだけでは材料が揃っただけということになります。
その他にも、酵素などが必要だったり、育毛の邪魔をするホルモンを抑えることも必要になってきます。
次にその説明をします。
育毛の邪魔をするホルモンを抑える
育毛を促すには、育毛や発毛の邪魔をするホルモンを抑えることが大切です。
ですから髪を作る材料としての、アミノ酸の補給だけでは健康な髪を育毛することは難しいということになります。
その理由は、部品を組み立てる工場と人が必要なことに似ています。
工場とは、アミノ酸を繋いでケラチンを作ることで、人とはそれを行う毛乳頭細胞にあたります。
健康な髪は、血流にのって集まってきた栄養素や酵素を使って、毛乳頭細胞が作ります。
ところがDHT(ジヒドテストステロン)という脱毛ホルモンが、毛乳頭に働きかけて、その活動を邪魔します。
毛乳頭の髪を作る活動が弱まると、髪には栄養が必要ないと脳が判断して、血流が減ります。
血流が減ると、髪に必要な栄養が届かなくなり、毛乳頭も小さくなり、血行が悪くなって頭皮も硬くなります。
そうなると、髪は細く弱くなって、ハリやコシや艶がなくなったり、抜け毛が増えたり、新しい髪が育たなくなって薄毛になったりします。
ですから毛乳頭の活動の邪魔をするDHTやそれを作る5αリダクターゼという酵素を抑える必要があります。
その働きをしてくれるもので有名なのが「ノコギリヤシ」のエキスです。
ノコギリヤシはアメリカ南部やメキシコで自生する植物で、古くから原住民たちは健康を維持するために使っていました。
ヨーロッパでは、半世紀以上前から、食用や医薬品として使っていた安全なものです。
ノコギリヤシに含まれる成分の中にあるβシトステロールは、男性型脱毛症の原因である5αリダクターゼを抑える働きがあると、アメリカの研究で発表されています。
健康な髪を育毛するためには
- 髪の作るのに必要な材料の、アミノ酸を十分補給する
- 髪を作る邪魔をするものを抑え、髪を作る活動を活発にする
この両方が大切だといえます。
そして最も重要なのは「バランス」です。
アミノ酸は、「アミノ酸の桶」という表現がされますが、摂ったアミノ酸の中で一番少ないものを基準にして活用されます。
せっかくアミノ酸を摂っても、バランスが悪いと、多く摂ったものは役に立てることができない。
無駄になるということです。
健康な髪を育毛するということからしても、「アミノ酸を補給する」ということと「髪つくりの邪魔をするホルモンを抑える」ということ両方のバランスが大切です。
育毛サプリメントを選ぶときには、入っている成分だけじゃなく、このバランスも意識して選ぶことがポイントです。
育毛に必要な栄養素がバランスよく入ったサプリメント
育毛に必要な栄養素が、バランスよく入ったサプリメントは、プロピアが作っている「プログノ2000 グロウバランス」が有名です。
プロピアといえば、水道橋博士も納得した育毛シャンプーを作った会社ですが、プログノは育毛専門の会社が作ったサプリメントです。
アミノ酸を補給するのに効果的な、フィッシュコラーゲンや、ノコギリヤシの成分がバランスよく配合されているようです。